田中本家に伝わる明治時代のお雛様は、明治27年(1894)に生まれた長女・田中田鶴のものです。
七壇飾りと五壇飾りの二組の大きな雛壇には、5対の内裏雛(男雛・女雛)をはじめ150点あまりのお人形や雛道具が飾られます。
127年前の雛人形が、今でも美しい姿を保っている秘訣は収納にあると言えます。これらの雛人形は、収納する際に丁寧に埃を払い、和紙と綿でつつみ、桐箱に入れて蓋を目張りしてから、雛土蔵と呼ばれる専用の土蔵にしまわれてきました。
今回は雛飾りだけでなく、雛人形を購入した際の領収書や、雛壇飾りの飾り方を示した図、桐の収納箱など、普段は見ることのない資料も一緒にご覧いただけます。
明治時代のお雛様に込められた、先人の心に思いを馳せつつ、子どもたちの健やかな成長と幸せを願う心を込めて、雛祭りを楽しみませんか?
期間 | 2021年2月13日(土)~2021 年4月4日(日) [終了しました] |
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休館日 | 2月16.17.18.19.24.25.26日 3月2.3.4.5.9.16.23.30日 年末年始、展示替え等により臨時休業させていただく場合もございます。 2021年 休館日カレンダーへ |
入場料 | 大人900円・高校生350円・中学生以下無料 ※20名様以上団体割引あり |
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